イギリス人の旦那さんと日本で暮らしています。おうちで作ったイギリス料理やお菓子・大好きな天然酵母のパンを日々の日記を交えながら紹介しています。夏子のデリカテッセン略して「なつデリ」にようこそ。
6/05/2010
Pork Pie ポークパイ
この間から、週末チャレンジクッキングのお題を考えようと、Googleで色々イギリス料理の写真を見ていた旦那様。イギリス料理は、なんで悪評があるんだろう!こんなに美味しいものがいっぱいあるのに!と憤慨しておりました。
みんな、美味しいものをちゃんとしたところで食べないからだよ。とか、申しております。
私も、イギリス料理美味しいと思いますよ。これから、もっともっと美味しいイギリス料理紹介していきたいと思います。
そして、今週末も、お題が出ました!でも、今回はイギリス伝統料理とか言うすごくざっくりしたお題です。写真を見すぎて、一個に絞れなくなったみたい・・・・そこで、私のチョイス。前から作ってみたかったPork Pieにチャレンジしてみました!イギリスでは、すごくポピュラーなスナック的存在で、出来立てではなく冷たい物を食べます。スーパーマーケットのデリや、ブッチャー(お肉屋さん)なんかで売ってます。
周りは、Hot-water crust pastryと言う温めた熱いラードを小麦粉に混ぜ込んだザクザクのパイ生地、中身はぎっちりとしたヘビーな豚肉の粗挽き肉がゼラチンと一緒に入っています。ずっしり、高カロリー!週末の解禁日なので多めに見てください~。
まずは、中身から。
豚の肩ロース脂身の付いたお肉を包丁で粗めのみじん切りにします。それと、私は少しひき肉を混ぜました。
こちらはスパイス。フレッシュセージと、オールスパイス、メースです。あとは粗挽き黒胡椒とお塩で味付け。
お次はパイペイストリーです。
お鍋の中には、牛乳、お水、ラードが入っています。
弱めの火に掛けラードが溶けたら沸騰直前まで温めます。
そして、この熱々を強力粉と一つまみのお塩を入れたボールに注いで・・・
木のスプーンで混ぜます。
ここからが正念場。生地が温かいうちに捏ね、伸ばしてマフィン型に入れ形を作らないといけないんです。めちゃめちゃあせります!しかもこの生地まとまり悪いし!
あせったおかげで、このざまです。生地の端ぼろぼろ・・・でも、丁寧にやってる時間も業もなし!
あわあわしながら、生地で蓋をして、中央に菜ばしでスティームホールと言う空気穴を開けます。そうしたら艶出し卵を塗って、180℃のオーブンへ。
15分か20分くらいしてパイに軽く焼き色が付いたら、マフィン型からそーっと出します。そしてクッキングシートを敷いた鉄板に直接おいて、さらに焼き色がしっかり付くまで焼きます。
焼き色が付いたら、ワイヤーラックの上において冷まします。
本当は、真ん中のスチームホールから、液状のゼラチン液を流し込んで冷蔵庫で冷やすんですが、穴が小さかったのと、パイにひびが入っているのとで、断念。
断面は、このようになっています。味もパイの感じもなんとなくそれなりになったんですが、やっぱりちょっとビジュアル的にいけてなかったのと、ゼラチンが注ぎいれられなかったと言う事で、全然納得いかず・・・。もっと研究して次回は完璧なポークパイを作ってみたいと思います!
しっかり冷蔵庫で冷やして、からし(日本の練りからしが、意外とイングリッシュマスタードに似ています)を少し塗って食べると、最高です~。ビールと一緒がなお良い。
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